CGクリエイターになりたいならブラック企業で働く覚悟はすべき

CG業界のお話
スポンサーリンク

僕の仕事はフリーランスのCGクリエイターです。

ゲームやアニメで使用する3Dモデルを作ったり背景画を描いたりしています。

「好きな事を仕事に出来ていいね!カッコいい!」

とよく言われますが、決してそんなに良いものではありません。

今でこそフリーランスとして割とホワイトな働き方が出来ていますが、会社に所属していた頃はそりゃ酷いもんでした。

ということで、CG業界の黒さを愚痴りたいと思います。

スポンサーリンク

CGクリエイターの労働時間は長い

終電帰りが普通です。

休日出勤も普通です。

会社によっては泊り込みも普通です。

普通過ぎて誰も疑問に思わなくなります(笑)

しかも最悪の案件に遭遇してしまった場合は局地的に凄まじい忙しさになります。(「局地的」と言うのは自分ひとりが忙しい訳の分からない状態です)
こうなったら諦めるしかありません。やるしかありません。

 

僕の連勤記録は、ほぼ2日に1回帰宅で79連勤でした。しかし、上には上が居ます。他社の友人はほとんど帰れずに100連勤突破し、101連勤目に過労で倒れました。

まぁ、僕の所属していた会社でもこんな働き方をしていたのは運の悪い2~3人でしたが、他の会社はもっと居るに違いないです。

CGクリエイターになるには「鋼の連勤術師」になる覚悟が必要です。

CGクリエイターの給料は安い

はっきり言って大変なくせに給料はめちゃめちゃ安いです!

残業ガンガンやって休日出勤バシバシしても手当は付きません!

基本給の観点で言うと割と良さそうなのがアプリ会社、パチンコ・パチスロ企画会社。そこそこなのがCG下請け会社。ただ、下請け会社はアプリやパチンコ・パチスロの仕事をしている事が必須です。それをやっていない下請け会社は貧乏です。

一番酷いのはアニメ関連会社。

アニメ業界は本当にムゴいです。さすがクールジャパン。極寒です。
アニメーター(動画マン)の年収が110万円と言うのは有名な話です。アニメ制作会社だと専門学校卒業で月に16万円~18万円貰えればいい方ではないでしょうか。

下請けCG会社の初任給は新卒(大卒)で18万円程が相場だと思います。

別でアルバイトする時間も体力も無いので世帯収入が上がる余地は有りません。

数年働くと将来が不安になります。サラリーマンの生涯賃金が2.5億円とか言われている時代ですが、たいした昇給も無く35年間クリエーターを続けていても生涯賃金は1.5億円いかないんじゃないですかね?

CGクリエイターになる為にはまず、稼ぐ嫁を見つける事

CG業界で語り継がれる格言です。僕の嫁さんは1部上場企業で働いているので僕よりも収入が高いです。周りを見ても結婚して子供がいる人はそのパターンが多いですね。

CGクリエイターにボーナスは無い

儲かっているアプリ会社やパチンコ・パチスロの企画会社は貰えるのかもしれませんがほとんどのCG制作会社はボーナス出ません!

出たとしても給料1ヵ月分なんて言うレベルでは有りません。

僕も1度だけ貰った事が有りますが総支給4万円でした。諸々引かれて残ったのは半分くらいでしょうか?後輩の中では総支給1万円と言う人も居ましたね。

「こんな金額で社長に偉そうな顔されるなら貰わない方がマシ!」

と言うクレームが続出して笑いました。

ボーナス時期に友人と飲みに行くと車のホイール買うだの住宅ローンの繰り越し返済をするだの旅行に行くだの・・・羨ましくて仕方がないです。

CGクリエイターの離職率は半端じゃない

実際に僕が会社勤務だった頃から感じていました。僕の所属していた会社や取引先の人だけに限った事では無いと思いますが離職率が半端じゃなく高いです!

社員30人程の小さな会社でしたが僕が入社して3か月もしない内に5人は退職していきました。その後も入社して1~2ヵ月で退職していく人間がゴロゴロ出現しました。

タイミングもあったかも知れませんが僕には「異常」としか感じられません。

会社自体が良い会社では無かったのかも知れませんが周りもさほど変わらないと感じます。専門学校時代の友人も何人かは早い段階で退職しています。

 

離職率の高い原因は何だったのか?答えは大体わかります。

クリエイターのブラックさをナメていた!

  • 働いてみたら想像以上に帰れなかった
  • もっと自分の時間が欲しい
  • そこまでの情熱が無かった
  • やりたい仕事と違った
  • 少しでも給料の高い会社に・・・

要は色々と覚悟が出来ていなかったり、想像と違ったと言う事ですね。

このご時世Googleで検索すればいくらでもそう言った情報は入手できそうですが、実際に働いてみるまでは分からない事も多いですからね。難しいです。

ここで改めて言わせて頂くとゲーム・アニメ業界はブラック企業が当たり前です!

大きなアプリ会社ならば黒さはマイルドかも知れません。噂だとサイバーエージェント関連会社は割と働きやすいみたいですね。コロプラは良い噂聞きません。

少なくとも下請けCGプロダクションレベルでは変な期待はしない方がいいです。

往々にして家計バーニングファイヤーの終電帰宅ライフが待っています。

ほとんどの会社は離職スパイラル

上記は個人の理由ですがもう一つ大きな理由があります。

会社の経営方針が原因の退職です。

ゲーム・アニメ業界の下請けCG制作会社の社長は「元クリエイター」と言うパターンが大多数を占めています。

それ故なのか経営に関心が無い経営者が多い様です。

その上トップダウンスタイルなので従業員のストレスは半端じゃありません。

ES(従業員満足度)に関しても無関心なので環境はほとんど変わりません。

「離職率の高い理由を考えて改善していく」と言うPDCAを回す気もありません。これをやらないばっかりに人材の新陳代謝がとても良いです。

新しい人間を育てる。優秀になって離れていく。

これで会社が育たなくなるわけです。そんな状況で給料も上がるわけが有りませんよね。するとやはり給料が上がらなくて人が離れていく。

下請けCG制作会社は「離職スパイラル」のドツボにはまっている訳です。

つまりブラック業界です

  • 給料安い
  • ボーナスない
  • 退職金ない
  • 家賃補助ない
  • 毎日終電帰り
  • 休日少ない
  • 有給使えない
  • 新人教育とかない
  • なんか既婚者が少ない
  • 40歳くらいの人あんま見かけない

この条件で「働きたい!」って両手上げる人は居ませんよ普通。

好きな事を仕事にする代償としてはかなりでかいです。

勿論、終身雇用などは無いですから40代半ばで路頭に迷うなんて可能性もあります。労働力としては若い方が有利ですからね。

まともな生活したいなら

どーしてもCGの仕事がしたくてたまらないあなた。

まともな生活がしたいなら頑張って規模の大きな会社に入る事をオススメします。出来れば上場企業。

給料や労働時間の管理をしっかりやってくれている可能性が非常に高いです。もちろん、ハードルは高くなるので勉強をしっかりやっておくことが重要です。

また、業界ごとにCG制作に使用しているソフトが違うので予め的を絞って勉強していくのが良いと思います。現場と同じソフトを使えるとちょっとだけ有利になるかも知れません。

CGデザイナーが習得しておくべきソフトを業界別にまとめたよ!就職活動の参考に!
アニメ、ゲーム、パチンコ業界への就職をめざしているCGデザイナーが習得しておくべきソフトをまとめました。

あとは転職会議などの口コミサイトで得られる情報を参考にする事をオススメします。どんな社風なのか、福利厚生はどうなのかなど。

ただ、最近の転職会議は会社を辞めた人のストレスのはけ口(会社の悪口を書いて会社の評判を落とそうとする)になっている感は否めませんから、情報を鵜呑みにはせずに出来るだけ多く集めて平均値を見る様にしてください。

CGクリエイターになりたい理由ってなんですか?

あなたは何故、CGクリエイターになりたいのか?

映画やアニメ、ゲームのエンドロールに出たいとかしょーもない理由はやめてくださいね。憧れではあるんですけどね、エンドロール。気持ちは分かるのですが、あんなもん1回出たらなんの感動も無くなります。しかも「○○監督」と肩書がついていない限り誰も見てません。

将来と向き合ってしっかりと考えてみてください。そして決意を固めてCGクリエイターになっちゃったら僕のお仲間です!(笑)

夢と希望と底辺の世界へようこそ!

コメント

スポンサーリンク
スポンサーリンク

カテゴリー