僕たち夫婦には娘が一人おりまする。
それはそれは死ぬほどカワイイ娘で今は2歳8か月です。
最近はトトロにはまっていて
「やーい!!おまえんちおばけやしきかんたー!!」
と、場所を選ばずに連呼しています。一人二役。
とまぁ、一人娘が大病もせず元気に成長してくれるのは嬉しい限りなのですが、ここで問題が・・・。
2人目ができねぇ・・・。
母体か父体に何か問題があるのではないかと思い、病院で検査を受けたのは4~5か月前。
それからタイミングを図って子作りに励んでいるのですが、一向に良いニュースが聞こえてこない。
ついに、嫁さんは不妊治療専門のレディースクリニックに通う事を決意した次第です。
今回はレディースクリニックについて僕が思った事、僕のレディースクリニック初体験について書きたいと思います。
血液検査のためレディースクリニックへ
嫁さんがレディースクリニックへ通い始めて2回目くらいのことでした。
「あなたも血液検査(HIV)をする必要があるから次回は一緒に来て。」
と言われました。
血液検査・・・つまり採血です。
僕は献血の針を見てぶっ倒れた事があるほど注射が嫌いです。
血ならいくらでも出すから注射はやめて欲しい。
尻の穴とかから採ってほしい。良く血出るし。
マジで気が重いです。
ということで僕は生まれて初めてレディースクリニックに行く事になりました。
(娘ちゃんは保育園)
ぼくらは人工授精のステップです
不妊治療は
- タイミング法:排卵のタイミングを正確に把握して妊娠確立を上げる
- 排卵誘発:良い感じに排卵させて、妊娠確立を上げる
- 人工授精:精子を子宮に注入して妊娠確立を上げる
- 体外授精:卵子を取り出し、授精させて戻す
- 顕微授精:顕微鏡を使って授精させる
というステップで進行していきます。
ステップが高くなるとお値段も高いです。
で、僕らは今どのステップなのかと言うと「人工受精」のステップにいます。
嫁さんは毎月ちゃんと体温を測って行為に及んでいた様で、タイミング法は実施済みです。(何も知らずに誘われるままだった僕。男って本当に愚か・・・。)
レディースクリニックの先生によれば排卵はしっかりできているので排卵誘発は必要ないとのことでした。
人工授精は特殊な管を使って子宮の奥深くに精子を注入し、妊娠確立を上げる処置です。
「人工」っていうと機械的な感じがしますが、精子が受精卵に辿り着くのを手伝ってくれるだけで、妊娠プロセスは自然妊娠と同じです。
「人工受精のために精子をレディースクリニックに持っていかなきゃいけないから、そのときはよろしく!!!」と言われていました。
シコっただけで子供ができるって・・・ちょっとだけ変な気分ではあります^^;
今日がまさかの排卵日
嫁さんと共に初のレディースクリニックです。
どこも共通していると思いますが、女性が多く訪れる場所なだけあって清潔感がありとてもキレイです。
この日の待合室には女性ばかりでしたが、嫁さんが前回来たときには男性だけで来ている方も多く居たそうです。たぶん僕と同じ血液検査ですね。
さっそく、嫁さんは採血をしてから(毎回受けているらしい)卵巣のエコー検査を請けました。
エコー検査から帰ってくると、お医者様の問診が始まります。
この様な図を見せられて
「今日奥様を診させてもらったら、LH値が下がり始めていて、黄体ホルモンが上がり始めていて・・・」
ん?受精しているという事か?(ってことは、おとといのあれか・・・)
「今日が排卵日ですね!」
排卵日かよっ!!!
どうやら尿中のLHや血液中のホルモン数値から排卵日を判断しているとのことです。
嫁さんは生理周期がめちゃめちゃ正確です。
あらかじめ今日か明日が排卵日みたいな話は聞いていました。ピタリ賞です。
ここまで正確ならなぜ妊娠できない!?
「急ですが今日、人工授精をやりましょう!」
思わぬ展開に笑う。
「それでは旦那様にはこれから採精室で採精をして頂きますので、ご案内しますね!」
え?採精?
ようやく状況が分かった。
人工授精にはもちろん、僕の精子が必要なのである。
つまりこの場で、女性だらけのレディースクリニックで射精しなければならない。
これは予想外の展開。
レディースクリニックでシコる夫
採精室に案内されます。
「5分・・・いや、3分で出てくる」
と待合室の妻に言い残し採精室へ入ります。
広さは2畳くらい。遮音性なのかドアはずっしり重たい。
待合室の真ん前(笑)
ここが採精室です。
パソコン、右手にはエロ本とエロDVD。ご丁寧に2次元本まで用意してある。
パソコンの画面には元都知事も大好きXVIDEOSのウィンドウが開いている。
戸惑ってもいられないので、さっそく採精に取り掛かる。
まさかこんなとこでXVIDEOSのお世話になるとは・・・。
いつもなら動画の選定にかなりの時間を費やすのだが、最短でこの部屋を出たいので妥協するしかない。
将来自分の子供になる可能性がある精子を、全く知らない女性のお世話になって出すことになるとは・・・なんとも複雑な心境だ。
ってことで、そんな心境も関係なく採精は無事完了!
採精容器を受け付けに渡して待機です。
部屋を出る時は若干恥ずかしかったですね。さすがに^^;
状態の良い精子を選んで人工授精
ここから1時間ほどかけて精子の検査や選定をしてくれます。
精子って、元気じゃないやつとかちゃんとオタマジャクシの形になれなかったやつとか色々いるらしいです。
これは僕の精子の検査結果です。
嬉しい事に全てが基準値以上!
これでなぜ妊娠しない!?
ちなみに、奇形率っていうのはオタマジャクシになれなかったやつの割合。
こう見ると、殆どがオタマジャクシになれてないんですね。
お医者様は7%くらいのちゃんとオタマジャクシになっている精子を選んで子宮に送り込んでくれるって訳です。
人工授精の処置自体は20分くらいでしょうか?
管で子宮の奥深くに精子を注入して終わりです。
あまり痛みは無かったみたいですが、後から少しだけ血が出たみたいです。
以上で人工授精の処置は完了です。
採精が大事件だっただけで、他は特に大変なことはありませんでした!
人工授精の成功率は?
人工授精の処置が終わったあとに再度、お医者様の問診がありました。
そこで人工授精の成功率について聞いてみました。
人工授精の妊娠成功率は10%くらいだそうです。
高いと思いますか?
どうやら「低い」みたいです。
理由は人工授精の処置を行えるのが1月に1回という点です。
成功率10%だと10回(10ヶ月)続けて妊娠できるかどうか・・・ってくらいです。
女性の妊娠適齢期から考えると1年と言う時間は大変貴重。
多くの方は3~4回人工授精をやってみて、妊娠できなかったら次のステップに進む様です。
ちなみにこの日のお会計は4万円ほどしました^^;
人口授精10回は金額的な面でもちょっと辛いですよね。
今回の人工授精の結果が分かるのは2週間後。
夫婦でドキドキしながら待ちたいと思います。
頼む!!!!!
仕事しながらレディースクリニックへ通うのは大変!
我が家は共働きです。
なので、嫁さんは仕事の合間か有給を使ってレディースクリニックに通う必要があります。
これが大変です。
女性の体内サイクル(排卵や生理)は時期が決まってしまっているので、レディースクリニックへ行く日はお医者様から指定されます。
仕事の都合が悪いので一日ずらせますか?が通用しません。
無理にでも仕事に都合をつけてレディースクリニックへ行かねばなりません。
しかも通い始めは検査も受けるので頻繁に仕事を抜け出していました。
当初、嫁さんは「皮膚科に行ってきます!」と職場を抜け出していたのですが、あまりにも連日となり、結局上司には正直に話した様です。
職場の理解が無いとかなりきついですね。
上記の理由もあり、できるだけ職場の近くのレディースクリニックを選ぶのが良いですね。
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